*☆*　ハート オブ レインボー　*☆*

ルイーズ・L・ヘイと、「こころがやすらぐ本」 について　
　　　（ 監訳者　水澤 都加佐さんによる　まえがき と あとがきより　前後して抜粋 ）

著者のルイーズ・L・ヘイは、１９２５年生まれのアメリカ人女性。
専門は教会公認のプラクティック療法家でカウンセラー。

幼いときに両親が離婚。その後、母親が再婚した家庭で性的虐待を
受けながら育ち、耐え切れず１５歳のときに家出。１６歳で出産。
ファションモデルとして活躍していた時期もあり、
１４年間の結婚生活後に離婚の体験を持つ人でもあります。

彼女の存在を全米に有名にした『You Can Hel You Body』や、
この『こころがやすらぐ本』の中で、彼女が一貫して主張しているのは、
人間の「信念」と「気づき」についてです。

過去に囚われず、常に人生と自己を前向きに肯定的にとらえ、
現在を有意義に生きることの大切さを訴えているのです。

こうした彼女の「生き方」と「哲学」は、
先に述べたような彼女自身の凄まじいまでの成育史と、
後年のガン宣告をも克服した体験の中から勝ち取ったものです。

私たちが、過去の傷や失敗に心を痛める必要の無い事を
彼女は優しく理解させてくれます。

彼女の本質を見通す鋭い視点と、
人々を励ます暖かいまなざしを随所に感じることができ、
多くの読者に自信と自尊心を回復させてくれることでしょう。


「Heart Thouchts」とは、直訳すれば
「こころに響く思い」という事になるでしょうか。
翻訳では、その内容から『心がやすらぐ本』としました。

「癒し」は普通　時間をかけて、ちょうど切り傷が治っていくように、
自然にあるプロセスを通って進んでいくものです。
何か特別な事をしなくても、
せいぜい、バンドエイドを貼るくらいで癒されてしまいます。

ところが、その傷が大きく深い場合には、
癒しに要する時間はもっと長くなります。

その間ずっと怒りや悩みに縛られ、
「生きにくさ」という苦しさをもったまま生活するのは とても辛いものです。

そして癒されていない心を、
そのまま自然の癒しのプロセスだけにまかせておくと、
私たちの考え方や行動にも、そして身体にさえ大きな影響がきてしまいます。

この『こころがやすらぐ本』は、癒しのためのアファメーション
（自分を肯定する言葉を、自分のために、声に出して繰り返し言う事）
として、私たちに力を与えてくれます。

読者の方々が　「私は私でいいんだ」「私は今の自分がとても好きだ」
「私は大変な中を一生懸命生きてきたのだ」「私は いちいち人と比較しなくて
いいのだ」と、確信が持てるようになることを願って書かれています。

毎日この本の中からどれかひとつを選んで、
アファメーションを繰り返すことを自分自身のためにやってほしいと思います。

何度か繰り返しているうちに、
私たちの悲しみ、苦しみ、怒り、恨みといった感情は、
結局 私たちにとって「オプション」であること、
そして私たちには、自分の人生を選択する力があることに
きっと気づかされることでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　「アスク・ヒューマン・ケア研修相談室」室長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 水澤都加佐





　1997年に出版された随分前の書籍なのですが、
　再販を重ね 下記サイトにて購入可能のようです♪
　監訳者 水澤都加佐さんのオフィス
　 Healing & Recovery Institute
　　　　　　　　↓
　http://www.mzs.jp/page009.html