先日 偶然訪れたブログを経由して あるスピーチを拝聴しました。
もう既にご存知の方も多いとは思いますが、私のようにまだその機会を
得ていない方や、そして ご覧になられた方も 今一度、
地球という星に住む家族として、再び胸に刻んで頂けたら幸いです。
彼女の名は セヴァン・スズキ
1992年6月
リオでスピーチした当時12才でした。
伝説のスピーチは こちらからです。
→ 『伝説のスピーチ』
私は、初めて聞いた時
いろいろな意味で言葉を失いました。
皆さんは如何でしたか。
セヴァンさんは、カナダにあるエコのメンバーで
(子供環境運動、12~13才の子供達が活動)
リオへの旅費を自分達で貯めて環境サミットへ参加したそうです。
彼女のスピーチ(一部省略)から・・。
「私がここに立っているのは、あなたがた大人たちに
ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、
未来に生きる子どもたち世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。
そして、もう行く所もなく死に絶えようとしている
無数の動物たちのためです。・・・」
「私の世代には夢があります。
いつか野生の動物たちの群れや、
たくさんの鳥や蝶の舞うジャグルを
見ることです。
でも、私の子どもの世代は もう、
そんな夢をもつことも
できなくなるのでは ないでしょうか。
あなたがたは
わたしぐらいの年の時に そんな心配をしたことがありますか。・・・」
「こんな大変なことが
ものすごい勢いで起こっているのに、
私達人間ときたら、
まるで まだまだ余裕があるような
呑気な顔をしています。・・・」
「まだ子どもの私には、
この危機を救うのに何をしたらいいのか はっきりとわかりません。
でも、あなたがた大人にも知ってほしいのです。
あなた方も良い解決方法なんてもっていないってことを・・・。
あなたは知らないでしょう。・・・」
「どうやって直すかわからないものを
壊し続けるのは もう、やめてください。・・・」
地球を救うというより、今までの恩恵に感謝して
地球上の全ての生命が生かされるよう
少しずつでも地球を元の状態にする為に、私達にできる事は何でしょうか。
セヴァンさんのスピーチは続きます。
「あなた方も、誰かの母親であり父親であり、姉妹であり兄弟であり、
叔母であり叔父なんです。
そして、あなた方の誰もが誰かの子どもなんです。
私は、まだ子どもですが
ここにいる私達みんなが大きな家族の一員であることを知っています。
そうです。50億以上の人間からなる大家族
いいえ、実は三千万種類の生物からなる大家族です。
私は子どもですが、みんなが この大家族の一員であり、
ひとつの目標に向けて 心をひとつにして
行動しなければならないことを知っています。・・・」
「私は恐い。でも自分の気持ちを世界中に伝えることを私は恐れません。」
「親たちは よく、
『大丈夫すべてうまくいくよ。』 と、いって子ども達をなぐさめるものです。
あるいは、『できるだけのことは しているから。』とか
『この世の終わりじゃあるまいし』とか・・・
しかし、大人たちは
もうこんな慰めの言葉さえ使うことができなくなっているようです。」
「お聞きしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。」
「あなた方は、いつも私達を 真剣に愛していると言います。
しかし、私は言わせてもらいたい。
もし、その事が本当なら、本当だということを 行動でしめしてください。」
セヴァンさんのスピーチは、このメッセージと挨拶で終わりました。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
私は 感動を越えて 言葉を失いました・・・。
ここ近年では 私達みんなの意識が高くなって来た事もあり、
エコバッグを活用して ビニール袋を減らす他、
小さな工夫を実行されている方も多いのではないかと思います。
私も思いついた いくつかの事は生活に取り入れているつもりでした。
珊瑚の募金も家族それぞれが思いついた時には電話でして・・
珊瑚の植え付けにも参加したいね。と話していました・・。
クリック募金のバナーを貼ることも予定しています。
地球のエネルギーグリッドを繋ぐというプロジェクト、
「ファイヤー・ザ・グリッド」の祈りにも
その他の祈りや瞑想にも個人的に いくつか自宅にて参加させて頂きました。
なのに、少女のスピーチを聞いて この胸に迫るものがあったのは、
言葉を失ったのは何故でしょう。
12才(当時)のセヴァンさんの言葉が 「真実」そのものだからです。
スピーチの中で リオのストリートチルドレンが彼女に話した言葉に対し
セヴァンさんは、
「家もなにもないひとりの子どもが 分かちあうことを考えていると言うのに、
すべてを持っている私たちが・・」と
更なる分かち合いの大切さを改めて教えます。
私の尊敬する 故・関英男博士は宇宙の構造について、
(関博士は、船井幸雄さんや足立育郎さんとも交流がおありになり、
元サイ科学の会長でも在られました。)
「中央宇宙の中心に、宇宙創造の神(意識)がおいでになり
中央宇宙を取り巻くように7つの超宇宙がある。
これら7つ超宇宙は それぞれ70万の局部宇宙を含んでいて、
さらに各局部宇宙には1000万の惑星が存在しています。
ちなみにそれらすべての惑星には、人類が存在することができます。
私たちのいる銀河系は、7番めの超宇宙に属しています。」と、
著書「生命と宇宙」飛鳥新社出版 の中で説明されています。
更に銀河系の中の太陽系に存在する美しい地球・・。
この広大な宇宙に浮かぶ青い星「地球」。ここで私達が存在する確率は
気の遠くなるような数字です。同じ星に同じ時を過ごす全ての生命は
彼女の言うようにまさに「家族」そのものです。
関博士は、生前 「人類の発する悪想念は 自然災害をもたらす」と
警告されていました。そして、人は「喜怒哀楽」がつきものですから、
日常的に心を洗うよう(洗心)を勧められていらっしゃいました。
この事は 別の書籍でも目にすることがありますが、
人の思いはエネルギーですから納得できる事です。
1人の如何様な念でも 周りにその波動を広げていきます
更に、大勢のエネルギーが積みかさなった時・・実際に起きていますね。
みなさん
「今ある幸せに気づき、その感謝の波動を広げましょう。」
ティーダブログの「
未来へライトUP!」のLightさんは
ある存在の方から 直接そのメッセージを受け取られたそうです。
「地球温暖化」のもうひとつの、見方を変えると本当の原因とも言えること。
関博士とほぼ同じ内容とだけ記しておきますね。
セヴァンさんのスピーチに 話は戻りますが・・。
私は 娘を呼んで二度目を一緒に聴きました。
聴き終えると、少しのため息と同時に
「各国のトップの方や私達を代表する議員さん達、人や物を
動かす力のある方たちにこそ、このスピーチを聞いて欲しいよね。」
と、娘に言いました。
「ウン・・。」軽くうなづいてくれました・・が。
そうなんです。大きな力を動かすのは小さな力からなんですね。
この記事でのスピーチ掲載は、ほんの一部です。
まだの方は、ぜひセヴァンさんのスピーチを聞かれることをお薦めします。
そして、少しでもあなた自身の胸に響くものがあった方は
彼女のスピーチのことを記事にしてはいただけませんでしょうか。
わずかひとつの記事からでも、
彼女のスピーチを聞く機会を得る人々が、またひとりと増えていきます。
書いたブログから彼女のスピーチのページへとアクセスすることが、
いつでも可能になり何度でも聴くことができますよね。
できたら、記事内で共感した方に 同じ様なことをお薦めをするとか・・・。
なんて小さなことかも知れませんが、
多くの方は、その胸の中に愛をもっています。
その後どう動くのかは、皆さんそれぞれの持ち場でできる事
気がついた事を実行すれば良いのではないでしょうか。
そして、ひとつ言えるのは 何事もそうである様に、
私達は念頭にあることを現象として実際に引き寄せるということです。
(もちろん 地球が危ないということではありませんよ。)
私達の「元の自然に少しでも戻したい!」という思いが、
自らでもできる範囲の行動に繋がる情報や出逢いを
引き寄せるという事です。
今回、私の場合もそうでした。
そういう意識がある中、偶然(必然)にmeleiさんのブログに出逢い、
セヴァン・スズキさんのスピーチを聞ける機会を得ました。
更に いい刺激を受ける事ができたことに深く感謝しています。
meleiさんは、ハワイアンリラクゼーションロミロミをお仕事にされている
方、家庭と両立しながら感じた事を実行に移す素敵な女性でもあります。
meleiさんのブログは
http://melei.ti-da.net/e1677289.html です。
私達は皆、仕事や家族のこと他、やらねばならない事や、
趣味や遊びなど やりたい事も沢山あります。
また、多少のストレスや悩みが 誰でも大なり小なりあるでしょう。
でも、それら全てに費やしている意識やエネルギーのほんの一部を、
限られた人生の時間から ほんのわずかでも
地球の環境回復のための活動や子どもたちのために
そして自らの為に使いませんか。できる事はまだまだありそうです。
パソコンで検索するのもいいかも知れません。
楽しみつつ 私達自身の住まいや庭である地球を綺麗にしていきましょう。
他の家族の具合が悪ければ心配りをしますよね。
セヴァンさんのスピーチには たくさんのヒントがあります。
長い歴史に渡って、私達人類は
また私達の祖先は地球から恩恵を受けて来ました。
過去においても現在においても、地球からの愛を受け取ることの方が
多かったのだと深い感謝の念がこみあげます。
「地球が大好きです。愛しいです。」
フラワー・オブ・ライフの著者、
ドランヴァロ・メルキゼデクさんは
その第二巻にて
「1889年の時点では、この惑星上には
3000万種類にも及ぶ生物が
棲息していました。
母なる地球が、
単細胞のアメーバから
複雑なヒトやイルカに至るまで
さまざまな生命体に満ち溢れるようになるまでには、
何十億年という歳月がかかりました。
ところが、人間により、また人間のエネルギーの誤用や
無意識の行為により、それらの生命体の数を、わずか100年足らず
の間に半分以下にまで激減させてしまったのです。
1500万以上の種が地球上から永遠に姿を消してしまい
どうして私達は、これほど大きな意識変化を遂げながら、
同時に こうも低次元でいられるのでしょうか。
私達みずからの欲望をコントロールし、
ハートから生きるようになれば、
上手く変化を
乗り越えられるかも知れません。
「母なる地球」は、人間達が、無思慮で
あっても 救う手立てを見出してくれている
ことは確実だと私は思います。
それが真実だとすれば、新たな希望は
どこからやって来ると思いますか?
地球の偉大な科学者や、優秀な頭脳から
やって来るのではありません。
無邪気な子ども達から もたらされるのです。
聖書にも暗示されているように、導き手は子どもたちなのです。」
「今日、膨大な数の子供たちが高度にスピリチュアルな存在で、
新世界へのシフトを助けるために地球にきているのです。
高次世界の子供の純粋な無邪気さと愛は、
調和的創造の源そのものなのです。 」
(ナチュラルスピリット発行)
長くなりそうな この記事を途中で分けようかとも思いましたが・・。
最後まで お読み頂き、本当にありがとうございます。
そして、気づいている方も多いとは思いますが・・。
輪廻転生の観点から見るとき、今生が最後と言う方と
今回で 故郷の星に還る方を除き、
「未来の子ども達とは、来世の私達自身」でもあるのです。
この地球は 私達人類にとって
未来(来世)も母なる受け皿、住みかとなるのです。
地球が 星としての自然な寿命を迎える日まで
美しい地球を子々孫々(私達)まで残せるよう
「人事を尽くして 天命を待つ」と あるように・・
人事を尽くしつつ 流れは天にまかせ
人生を、この地球時間を楽しみましょう。
ハート オブ レインボー Yuria